evilwmとPyWM

evilwmを使おうとevilwm-0.99.24.tar.gzをダウンロードして驚いた。このtar ballのサイズが28kしかない。このtar ballは次の16個のファイルのみを含む:

ChangeLog Makefile TODO events.c evilwm.h keymap.h main.c new.c
INSTALL README client.c evilwm.1 ewmh.c log.h misc.c screen.c

確かにMinimum WMだが、言及すべきはevilwmが完全にカスタマイズできないことだろう。もしくはカスタマイズするためにはコードをいじって、コンパイルしなおす必要がある。この思想は素晴らしいが、僕にとってはやりすぎだ。

PyWMはずっと簡単なカスタマイズの方法が提供されている。PyWMをインストールするには、いくつかのパッケージをインストールしなければならない。:ELTK-devel, Pyrex ,Tkinker
Fedora Coreを使っているのならばこれらのパッケージはyumを使って簡単にインストールできる。用意ができたらpywm-0.1-1-a3.tar.bz2をhttp://pywm.sourceforge.net/index.htmlからダウンロード。管理者権限で'python setup.py install'を実行。一般ユーザで'pywm-run.py'を実行すればPyWMが立ち上がる。ここで、次のエラー:

import _tkinter # If this fails your Python may not be configured for Tk
ImportError: libTix8.4.so: cannot open shared object file: No such file or directory

が発生した場合は、ライブラリファイルを適切な位置に置いておく必要がある。応急処置として、'ln -s /usr/lib/Tix8.4/libTix8.4.so /usr/lib/libTix8.4.so'でいいだろう。

無事にpywm-run.pyが立ち上がると、WindowManagerを選択するメニューが表示される。'example1'を選択すると、ものすごく使えないWindowManagerが立ち上がる。カスタマイズして自分好みにしろということだろう。すばらしいWMだ。